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「カルシウム密度は治療で亢進する」てか。

昨年末に配信されたCareNet(2013.12.25)に東京医科大の近森先生が解説してあった『冠動脈CT:カルシウム容積スコアと密度スコア-CLEAR!ジャーナル四天王(164)より-』は、JAMAに2013..12.2掲載された『冠動脈石灰化スコア、密度スコアを加えることでリスク予測能上昇』の記事に対する解説です。

冠動脈石灰化スコアが心血管疾患イベントを予測できるとしても、ではどうしたらいい?わたしは石灰化があるけれど、どんなに生活摂生したところでこれが消えるわけじゃないなら、意味ないのではないか?単なる学者の自己満足じゃないか?という気持ちに変わりはないのだけれど、この文章の中で、「冠動脈石灰化は中膜に出現し、スタチンによる治療過程にて密度が亢進するとの基礎的報告もあることから、冠動脈プラーク病変の治癒過程を反映しているとの意見もある」というのに食いつきました。

そうか、だから「カルシウム密度スコアは冠動脈イベントおよび心血管イベントに対して負の相関を示す」というわけか。やっと意味が分かりました。「密度の高い冠動脈の石灰化は心血管イベントに対して保護的に作用する」(Criquiらの報告)というのはすごいことだと思うのですが・・・つまり冠動脈の石灰化が広いと動脈硬化がひどいことを示し、濃い石灰化なら動脈硬化が軽くなったことを示す、ということかしら?

いや、待て!で、同じ石灰化なのに両極に分かれるのだとしたら、その分岐点はどこにあるのか?AとBを比べたらのB方が良かった!というのでは臨床的には何の役にも立ちません。「Hであるわたしはどうですか?」という質問に答えられなければ。そして、それでは一旦できた石灰化でも、治療を続けていると一旦濃くなった後に消えていくとかあるのでしょうか?あるいは逆に、治療でいったん増した密度は止めたら薄くなるということでしょうか?薄くなったら改善なのでは?

まだまだわたしのアタマでは理解できません。

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