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ステーキとにんじん(前)

「ステーキにはにんじんが添えられてますよね。あれは何でですか?」

先日管理栄養士さんにお聞きしたら、「どうしてでしょうね。にんじんには抗酸化作用があるからお肉や油ものの酸化を抑える意味じゃないですかね?」との返事。ネットを見ていたら、「にんじんは、油と一緒に食べるとカロチンの吸収が良い」と書いてありました。方や、「あれは単なる彩りのためであって、高級ステーキ店では肉しか出ません」という意見もありました(わたしは高級料理店に行ったことがないのか、バブルの頃にお接待で連れて行ってもらった鉄板焼きのお店でも目の前でシェフはにんじんを料理してくれましたが)。

いや、ふとそんなことを思ったのは、最近の居酒屋料理に野菜を添えることが少なくなったのはなぜなんだろうかと思ったからです。料理に添える野菜がないだけでなく、下に敷く野菜が残っていてもメイン料理が無くなったら皿を下げようとする・・・野菜は料理の中に含まれてないのか?と憤ることが時々あるから。どうせ付けてても食べないヒトばかりで勿体ないから、「野菜を食べたかったら別にサラダを注文してください」という概念は理解できるのだけれど、それは栄養学のはなし。この野菜にはこんな栄養素があってこんな効果があるとかいう理屈ばかりが成り立っているけれど、本来付け合せは、メインの料理にくっ付いて一皿のメニューとして完結するものではないのか。ステーキにキャベツは添えないし、コロッケににんじんは添えない。それは単なる見栄えなのか?という疑問の答が私の中で完結しないのです。

(つづく)

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