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評価の違い(後)

(つづき)

決しておべっかで云ったのではありません。単に体重が減っていないだけで、よく見ると検査データは軒並み改善していたのです。その程度は誤差範囲で改善のうちには入らない、と云われるかも知れませんが、がんばった成果は成果としてきちんと認めてあげたいと思いました。データが正常値にならないと努力が不十分だ!と評価するのは、予防医療従事者としては当たり前のことなのかもしれませんが、アタマではなくカラダ自身が意識改革のモードに入るまでにはそれなりの準備期間が必要なのだと思っています。

結果としてわたしは依頼されたのとはまったく逆の評価を伝えてしまいました。最近、代行して説明する場合の8割方がこんな感じです。「申し送られたほどデータは悪くないじゃない」という印象ばかり。数年前まで、生活習慣病の生活療法に厳しく介入していたのはわたしだけでした。まだ異常でもないのにそんなに厳しくしなくても、という目で見られていました。ところが、最近は軒並みみなさんの方が返って厳しい指導をされています。他人のグループのカンファレンス内容をみると、それはもう受診者さんがかわいそうになるくらい厳しい指導内容がつづられていまして、おそらくわたしのグループの指導内容が一番緩いのではないかと思うくらいです。そんな修行僧のような人生送ったって楽しくないでしょう!と思うのですが・・・。明らかに温度差がある。それが完全に以前とは真逆の温度差だということ、おもしろいなと思いました。

「実は・・・」とくだんの受診者さんから最後に相談を受けました。最近夜間の頻尿があるけれどこれは歳のせいか?というもの。わたしは「神経因性膀胱の可能性もありますが、良い睡眠がとれていないせいかもしれません。睡眠時無呼吸の治療を再開してはどうでしょうか?」と助言しました。それを聞いた彼の目がキラッと光りました。

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