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オマエは絶対成功しない

こんなことをこんなところに書いていいのかしら、とか思いながら、最近のカミングアウトは割と大胆です。

ワタシの恩師である亡きH先生に「1年うちで頑張ってみないか」と云われ、それを大学の医局に話したら、「行っても良いが、見せしめの意味もあるので、医局を辞めて行きなさい」と云われ、それで大学を辞めたわけですが、その送別会のときに当時の助教授に云われたんですよね。「オマエは絶対成功しない」って。

これを聞いて、「なにくそ!」って思うヒトはきっと政治的にも学問的にも立派に出世して、日本でも有名な医学者になるのかもしれません。何も考えずに、「はあ、そうかもしれませんね」って、ほとんど聞き流してしまったわたしは、だからこの程度の似非医者になってしまったのかも(笑) 成功するとかしないとかの基準は何だったのかいまだにわたしにはよく分かりませんが、少なくともわたしは大学で学者さんとして学研的な研究に専念できるタイプの人間ではなかったことだろうと思いますから、大学に残ったところで何か大きな業績を残したりはできなかったことでしょう。

そんなT先生も退職されて、今では時々お会いすることがあります。あれが叱咤激励だったのか、それとも先見の明なのか・・・彼が当時酔った勢いであれをわたしにどんな意味で云ったのか?あるいは、それを云ったこと自体を覚えているのか?・・・確認する気はありません。今のわたしの中途半端な人生を鑑みると、さほど大した意味があることだとは思えないからです。

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コメント

お疲れさまです。徳島野野郎です。私もジャイさんの師匠であるH先生の下で循環器病学を学びました。H先生の病院を離れるに当たって私はH先生にここで続けて勉強させてくださいとお願いしました。H先生はにっこりと笑って「君の気持ちは分かったから君の所属する医局の医局長に相談してからもう一度ここにきなさい」との仰いました。私が所属していた大学の医局長にその旨を相談したら「馬鹿、顔洗って出直してこい」の一言で私は追い返され、私はH先生の下での研修を断念しました。後に聞いた話ですが私と同期のTはジャイさんと同じように「少し私のもとで頑張ってみないか」とH先生から声を掛けられたそうです。私はこれまで多くの人々に認めて頂くことができましたが、この顛末は「Tは認めてもらえたのに私はH先生には認めてもらえなかった」と今日でも私の心の傷となっています。でも、このことが幸いしてその後の人生において多くの師匠と出会えるきっかけが生まれました。現在、医学生教育に関わる職に就くことができたのは優れた師匠のご指導のお蔭ですが、H先生が私に循環器病学を専門として生きていくことをことをやんわりと断って頂いたのが最初のきっかけだったとも思います。もし、H先生が私を受け入れてくれていたならば私はジャイさんにとって唯一の医師免許を持つ演劇部の後輩として、ジャイさんの部下として働いていたのではないかと思います。

Iさんについては演劇部時代に名前でしか聞いたことはありませんが、ジャイさんのブログを通じて親しみを感じることができました。有り難うございす。

投稿: 徳島野郎 | 2014年1月16日 (木) 11時34分

徳島野郎さん

相変わらずご活躍の様子で何よりです。1月31日にワンツーワークス熊本公演がありますよ。有給休暇取って帰ってきませんか(笑)

H先生の件、徳島太郎さんのココロにそんなに深くキズつけたとしたら残念ですけど、たぶん違うんじゃないかと思います。続きは明日の記事で書きますけど、きっと徳島太郎さんは今の道を選ぶべくして選んだのだと思います。道を誤らなかったからこそ今の地位があり、有名な医学雑誌の表紙を飾れるような研究ができたのだとすれば、臨床家になるべき人間と研究者になるべき人間とを見極めてくれたH先生が偉かったのかもしれませんね。これからも精進して頑張ってください。頑張らない宣言している私のいうことでもありませんが(笑)

あ、いつの間に徳島太郎になったんですか?なんちゃって、あはは。

投稿: ジャイ | 2014年1月16日 (木) 19時27分

徳島野郎です。コメント有り難うございます。ジャイさんが仰るようにH先生もうすうす私が臨床よりも研究職に向いていることに気付いていらっしゃったのかも知れません。今となって思えば臨床医として生きるよりも顕微鏡を覗いて生きている今の職業の方が私には向いていると思いますし、この職業が天職と思っています。
ところで、ワンツーワークスの熊本公演はジャイさんの期待通り休暇を取ってソワレ公演を観劇する予定です。既にチケットも予約しております。県立劇場でお会いできるのを楽しみにしています。

投稿: 徳島野郎 | 2014年1月16日 (木) 23時39分

徳島野郎さん

げげ、相変わらずの行動力。尊敬いたします。

投稿: ジャイ | 2014年1月17日 (金) 01時06分

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