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免罪符

「食後高血糖にならないように、まず野菜から食べる」は、かなり世間に普及してきているようで、老若男女を問わず「意識して食べています」とおっしゃいます。何よりなことです。でも、どうも「野菜」は好きなものを食べるための免罪符だと思っているヒトが意外に多いようで、子どものころの「苦い薬を飲んだらお菓子を食べても良いよ」と同じ臭いがします。

先日も、ある糖尿病とCKDの女性が、「わたしは若いころからグルメで、美味しいものばかり食べていた。お腹いっぱい食べないと落ち着かないの。だからまず昆布とか野菜とかを山盛り食べるのね。それからほんの少しのごはんを食べて、最後にやっと料理を食べるの。でもね、最近は腎臓が悪くなったから、その料理も少しにしなさいって云われてしまって、悲しいの・・・」とぼやいていました。「昆布とか野菜とかは食べ物じゃないと思っているでしょ?」・・・初対面でもズケズケと本心を伝えてしまうわたしは、躊躇することなく核心を突いてみました。「そりゃそうです。食べ物を食べるためにどうしてもあれを口にしないとダメ!って先生が云うから口にしているけど、あんなもの食べ物ではありません!」

おそらく、「まず野菜から頑張って食べているんですけどね」と自ら主張している方の大半が同類だと思います。まず食べる野菜は、免罪符でも、腹を膨らます道具でもありません。まず一番最初に口に入れる食べ物=料理ですから、野菜のおいしさをしっかり味わえるようでなければ、たぶん効果はありません。「野菜を食べればいいんでしょ!と云わんばかりに1~2分で噛まずに投げ込むヒトがいますけど、5~10分くらいかけてゆっくり食べないと意味ありません。食後血糖をゆっくり上げるのが目的なのですから・・・」と、管理栄養士さんが、いつもそう叫んでいます。

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