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相対性理論

朝、通勤の車の気温表示が氷点下になることが多くなりました。「さみいはずだなー」と独り言を云います。ところが、そんな日が続いて、ふと+0.5℃とか+1.0℃とかいう数字をみると妙にうれしくなります。「あら、今日は意外と寒くないんじゃーん♪」とか思いますが、これって不思議ですね。きっと体感温度はほぼ同じはずなのに。

うちの施設の受診者数は一日に140~150人程度です。それが予約枠の上限でほぼ年間を通して変わりません。それでも年度末と年度初めは若干人数が減ります。130人とかになると異常に楽な気がしてうれしくなります。高々10人の違いなのですが、人間、”やる気”は大切ですからね。でも、よく考えたら5、6年前の上限は120人くらいだったと思います。スタッフ数も検査器具も変わらないのに、いつの間にか少しずつ上限枠が伸びました。このままだとスタッフが疲弊するから何とかならないか、と当初は云ってましたが、怖ろしいことにそれが普通になってしまいました。

「やればできる」ということよりも、「慣れてしまえばあまり苦にならない」ということは、人間社会を生きていく上では重要なことです。機械は絶対値でしか評価できませんが、わたしたちは相対値を感じて生きていますから、ちょっとした変化に喜びを感じて、がんばる力になれる!というのは人間の特権です。

でも、それにばかり頼っていてはいけません。同じ人数で毎日30人以上多く対応している事実は、感覚が鈍麻していますが、確実にカラダを疲れさせていきます。「わたしは意外にできる人間!」と自分を褒めてあげる一方で、無理やりにでもカラダにご褒美をあげて息抜きさせてやってください、みなさん。わたし?わたしは大丈夫です。ちゃんと、がんばらないように、ご褒美と息抜きばかりやってますから(笑)

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