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説明会

うちの施設では、勉強会と銘打って、業者の学術担当の方に説明会を開いてもらうことがよくあります。臨床をしていたころは薬の説明会があっていました(薬の説明を聞くと云うよりも、出してもらえる豪華な弁当が目的だったことは否定しません)が、今はどちらかと云うと新しい最先端の検査についての知識を増やしたり、それを新しいドック商品に組み込むかどうかの選択のために開くことが主体です。

年末にあったある消化器系の検査の説明会のとき、最後の質問でうちのドクターが発言しました。「とても良い検査だということはよくわかりました。で、実際はどうなんですか?いろいろ負の要素を知り合いの医師から聞きますし、だから導入に二の足を踏んでいるという医者もいます。どうせ、こういう説明会ではチャンピオンデータしか出さないことになっているのでしょうけれど、わたしたちは実用する上での本当の問題点とそれがどのくらいで解決しそうなのかを知りたいのです」と。

そうなのです。学会発表や講演会を聴きに来ているのではないのです。自慢できるデータは配布された立派なパンフレットを見ればわかります。教えてもらいたいのは、実用性と今これに金を払っても得なのかどうかという点です。でも、担当の方は必ずたじろぎます。「ぶっちゃけ」は他人には口外しないのが業界の暗黙の了解なのでしょうか。それもわかりますけど、たじろげばたじろぐほど、「あ、これは何か重大なことを隠しているな。それを云えないのはかなり後ろめたい事実だな。じゃあ、もうちょっと様子を見た方がいいな」と思うのが当たり前。半額にしてくれたとしても買わないでしょう。相手が知り合いでもないのに真実をぶっちゃけるのはむずかしいことなのかもしれませんが、そこで自分の知っている実際と懸念している問題点を教えてくれる勇気があると、きっと将来得をすると思うのですけど。・・・残念。

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