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どうもないから

ここでも何度か書いてきましたが、期外収縮が原因で「どうかあるとき」というのは、動悸息切れ症状ではなく、突然死するときか意識を失って倒れるときです。

先日、人間ドック受診者の心電図読影をしていて2人、危険な不整脈(期外収縮)を見つけて精査指示を出しました。実はどちらも3年前に同様の精査指示を受けていながら放置していました。その理由は「どうもないから」。ひとりはタクシー運転手でもう一人はバスケットボールプレイヤーです。本心はわかりません。精査を受けて重症だと仕事を辞めさせられるかもしれないとか、選手登録を外されるかもしれないとかいう思いがあって、「どうもない」を理由に受診していないのかもしれません。でも、こちらとしては運転中の突然死や試合中の突然死のケースを想定して精査指示を出しているわけです。そこに前触れはありません。精査をしてもその大部分は問題なく、「経過観察」の指示になる可能性が高いことはわかっています。でも、突然死や緊急入院を起こしたヒトの大部分は、こんな異常を示しているヒトなのですから、心配がない確約を得るために精査指示を出してるのです。どうか、仕事を休んででも受診していただきたい。だって、ドックでちょっと運動負荷をしただけでまるで「勘弁してくださいよ」と云いたくなるような危険な期外収縮の連発・頻拍が確認されているのですから。

時々ニュースで出てくるミゼラブルな事件が他人事ではない、ということをもうちょっとわかってほしいものだと思いながら、あらためて要精査の指示を出しました。

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