宵っ張りの子ども(後)
(つづき)
子どもも眠れない。お母さんも眠れない。そのまま夜型の生活になって朝ゆっくり起きるならいいけれど、朝のスケジュールは決まっているのだから、おのずと睡眠時間を削ることになる。血の通った親なら、当たり前の現象ではないか・・・と書いてありました。ん~。
わたしの母は小学校の教師でした。フルタイムの勤務でした。わたしの記憶では子どものころの就寝時刻は21時だったと思いますが、わたしの中で母との関わりが少なかった印象がありません。むしろ20時にはさっさと寝てしまう父との方がほとんど会話がなかったように思います。もちろん、”でもしか先生”だった時代の学校教師です。定刻になったらさっさと職場を出てバスに乗って帰ってきていましたから、遅くまで残って残務をしたり研修を受けたりなどということはなかったようですが、彼女はいつもたくさん仕事を持って帰っていました。食事を済ませ、後始末や食後の家族の団らんが終わった後で、彼女はひとりテストの採点をしたり資料を作ったりやっていました(まあ、ほとんど居眠り状態でミミズが這ったような赤棒が答案用紙にいっぱいあったりしていました)。古き良き時代のはなしであって今のお母さんとは違うと分かってはいますが、でもきっと今の時代でも工夫次第でもっと良い母子関係が見つけられるのではないか、という気がしてなりません。
PS)寝不足の子は自分から「寝不足だ」とは云いません。昼間、先生に怒られるから居眠りせずにがまんしていると、イライラしてイラチになります。注意欠損とか多動児のレッテルを貼られたり、学習障害児にみられることもあると云います。子も親も気づかないでこういうパターンになることは意外に多いのだそうで、こちらはおとなが分かってあげないといけませんね。
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