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デパートの階段

エレベーターに乗る習慣が無くなって久しいので、今日も今日とて非常階段を行ったり来たりしている毎日です。そういう生活になってみて気付くことがいくつかあります。

デパートのど真ん中には必ずエスカレーターがあります。皆、デパートに入ったらそのまままっすく当たり前のようにエスカレーターに向かいます。あるいは最初からエレベーターのある一角に向かうヒトは目的の階が決まっているヒト。この構造っていつからこうなっているのでしょうか。デパートだけでなく、おそらく病院も市役所も大企業のビルも、新しいものは設計する時点で当たり前の構造としてそうなっています。わたしが日ごろ探し回ってでも使おうとする階段はと云うと、決まってフロアの一番奥まった目立たないところにあって非常階段としてしか使わないでくれ、と云わんばかりの薄暗さで、ここを移動する限り途中の売り場や部署を目にする機会はほぼ皆無ですから、わたしのようなひねくれ者など相手にしていては売り上げは上がらないのでしょう。

地方の古いスーパーや映画館、あるいは古い町役場などは決まって階段しかありませんがちゃんと建物のど真ん中にあるので迷うこともありません。歴史ある小劇場もそんな構造が多く見られます。本当は文明の利器を発揮して集客したいのだけれどスペースも予算もないからそうしているのでしょうけれど、お年寄りや足の不自由な方を除けばそれで何も困ることはないように思います。

公共の場なのにどうしてエスカレーターやエレベーターを作らない?高齢者やカラダの不自由な方を切り捨てるつもりか!とクレームを云って作らせたとき、まずイの一番にそれを利用するのは、高齢者でもカラダの不自由な方でもない、というのが世の常なのです。そこにそれがあるのだから、公共の建物に高い予算を出してこれを作ったのだから、使わないと無駄遣いになる!と詭弁を発揮する輩たち。

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