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ベジタリアン食

不思議なもので、何かのテーマについて講演準備をしていたり試験準備をしていたりすると、妙にそれに関連した情報が集中的に集まってきます。たまたまなのか、あるいはそれに興味を持っているから勝手に目に入るのかわかりませんが。今回は、次週依頼されている一般市民向けの高血圧講話の準備をしているのですが、例によってこんな話題がMTProから配信されてきました。

高血圧の非薬物療法としてベジタリアン食が有用な可能性~39試験対象のシステマチックレビューとメタ解析> (国立循環器病研究センター 横山葉子氏ら)

高血圧の予防として以前から提唱されている野菜や果物が血圧低下効果をもたらすかどうかの研究報告をまとめて再検討したものです。一言で「ベジタリアン食」と云っても、完全ベジタリアン食、乳製品や卵を含むベジタリアン食、魚類を含むベジタリアン食などがありますが、このうち7件のランダム化比較試験の検討と32件の観察研究の検討が行われて、いずれも統計学的有意に有効な血圧降下作用があることが確認されました(前者の場合は平均で収縮期血圧-4.8mmHg、拡張期血圧-2.2mmHg、後者の場合は収縮期血圧-6.9mmHg、拡張期血圧-4.7mmHg)。つまり、野菜中心食は血圧低下に関与しており、降圧目的の非薬物療法として積極的に働きかけてもいいものと確認されたことになります。もっともまだどんな種類の野菜が最も強く関与するのかなどの検討はなされていませんが。

先日、ある受診者の男性が「数年後には『主食は野菜です』とか云ってるかもしれません」と自嘲気味に話していましたが、それを聞き流しながら、「それの何が悪いの?」と冷たい視線を浴びせたわたしでした。うちはすでにずっとそんな食事ですけど、それが何か?

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