節制自慢
健康になるためにがんばっているヒト。それこそが生き甲斐になってしまっていて、それを取り上げると人生の張りがなくなってしまうヒト。
健康を語る立場としては、「そんな人生は本末転倒だ! 健康は、何か生き甲斐になるべきことをすることができるカラダを維持するためにあるものなのだから生き甲斐を見つけるべきだ」と云ってきました。でも・・・どうでしょう。それは正しいのでしょうか。病気を克服して、あるいは病気を予防するだけのために健康を保とうとストイックに節制・摂生する人生は本当にナンセンスなのでしょうか。
「やいたいこともガマンして食べたいものも食べずに生きていて何の意味がある?何のための人生?」と思うのは、あくまでも傍からみている他人の感想であって、当事者にとっては健康のために毎日を節制することこそが楽しみであり、「健康オタク」と「マラソン中毒」や「ゴルフ三昧」とは同じことなのではあるまいか。きっとどちらも、それをやりすぎて死んだとしても本人としては本望で幸せに違いありません。わざわざ何もない生き甲斐を必死で見つける努力をするくらいなら節制を貫き通すことの方がはるかに面白いような気がしてきました。何事も、極めることは素晴らしきこと也。
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