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脳ドック

「脳ドックは何年ごとに受けたらいいですか?」とよく聞かれます。脳ドックの結果説明をすると半数以上の方がそう聞きます。

「受けなくていいんじゃねえの?」とココロで思いながら、営業上そういうわけにもいかないので、「糖尿病や高血圧などが悪化したり、何か症状があったりするのでなければ、3~5年後でいいんじゃないでしょうか」と答えてお茶を濁しております。

脳ドックとかがんドックとか、著名人ががんや梗塞で入院したりすると必ずマスコミで騒ぎますけど、あれは日ごろ健診などを何も受けていない連中への啓蒙作業なのであって、日ごろからしっかり外来治療を受けている方や毎年人間ドックを受けている方にとって大した恩恵はないと思います。軽くても何らかの症状があるなら、当然まず行くべきところは専門医の外来です。「調子が悪いから」ドックを受けたところで何もみつかりません。高血圧や糖尿病などの生活習慣病がある方やスモーカーの方々は脳ドックや心臓ドックで今の状態を見ることに価値はありますが、あくまでも今日までの状態がどうだったかなわけで、数か月後以降のことの予見などできません。何か無症候性の所見(動脈瘤や強い動脈硬化など)がみつかったら、次からフォローをするのは専門分野の外来です。徐々に進んでくるものなら定期チェックの意義は大きいですが、ある日突然壊れるのが血管。ある日突然できるのががん。脳腫瘍ができたら症状が出るだろうからそのときはドックではなくて病院に行く。タバコを吸っている限り明日にでもがんはできる。

”虫の知らせどき”的に専門ドックを受けたけど特に大きな問題がなかったとしたら、しっかりと生活習慣病の管理をして、気になる症状があったら相談するホームドクターを持つ。あるいは普通の人間ドックを数年に一回受ける。これで十分だと思います。

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