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自然淘汰

毎年恒例の職員健診がやっと終わりました。診察をしながら、むかしからの古い看護師さんが増えたなあと実感します。もちろん、独身のままナイチンゲール精神を貫いて模範となってくれている看護師さんもたくさんいますが、それ以上に家庭に入ってから子育てをしながら仕事を続けている方が明らかに増えています。うちの病院の労働環境はとても厳しく、ワークライフバランスがどうこうと云い始め、託児所ができたり、いろいろと職場環境を整える試みに取り組んでいることも奏功しているのでしょうけれど、それだけでもないような気がします。

うちの病院の労働環境は職域を問わずとても過酷ですが、それを経験するとどこでも怖いものなしになれるというのがウリで、就職先の競争率はかなり高かったようです。「辞めるんならさっさと辞めなさい。うちに入りたがっているヒトは山ほど居るのだから」と云われたOBも多かったようで、今でも会うと「おたくは看護師には冷たくて人使いが荒かったもんね」と嫌味を云われます。むかしは寿退職が普通でした。結婚して子どもができたら到底両立はむずかしいだろうと思われていたからでもあり、またこの過酷な環境から堂々と卒業できる唯一の方法だったからでもあります。

そのころに比べると結婚後に残って病院の中枢でがんばってくれる人が多くなったのはすばらしいことだな、と思うのですが、よく考えたら基本的には今もむかしも同じなのではないでしょうか。結局は「自然淘汰」・・・ことばは厳しいですけれど、適材適所というか、「ここはわたしの求めているところと違う」というヒトは若いうちに辞めていって、ここの環境に生きがいを感じられるヒトが残ってきた結果ではないかと。そうすることで、皆が幸せな人生になれるのであれば、それでいい。だから、辞めて行ったみなさん、あまりうちを悪く云わないでね(笑)

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