ワイドショー(後)
(つづき)
そもそも世論はどうやってできあがるのか?小保方さんのニュースで云うならば、「あれは、組織を存続させるために個人を切ったらしいよ」とか「彼女はウソつきらしいよ」とか世間の老若男女が話題にしています。でも、それはほとんどの場合、本人の意見ではありません。身近な自分が信頼する人が云ったことをそのまま受け売りしているに過ぎません。最初に誰が自分にその情報の解釈を話して聞かせたかで、その事件のとらえ方がまったく変わるのです。そしてそれは、テレビのニュースキャスターや評論家でも同じです。自分がたまたま見た番組のコメンテーターが云っていたことを聞くうちに刷り込みが起きてしまいます。真実がどうだこうだと云っている間に、真実とはかけ離れた内容になっていく・・・それは週刊誌やワイドショーなら致し方ないですが、毎朝毎晩多くの人が見るニュース番組がそうなってしまっている気がしてなりません。
「あーもーうっとうしい」と独り言を云いながら番組を替えたら、どのチャンネルも同じ内容で、うんざりしてスイッチを切ったりすること、最近とても多くなってきた気がします。
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