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数値に一喜一憂してもしょうがない(前)

このたび、人間ドック学会が基準値の見直しをして、「今まで厳しすぎたからもっと値を上げるべきだ」という報告をしたとかで、思いのほか世間が色めき立っている空気です。

健診基準値、厳しすぎる…健康な人でも上限超え

早速昨日もうちの医師から「受診者さんに聞かれたらどう答えたらいいですか?」という質問を受けました。正直、面倒くさー!と思っています。わたし、基本的に数値に興味がないのでニュース記事を読みながらもあまり気にしてなかったのですが、ちょうどこの数値辺りで毎年悩んでいた人やいつも健康指導をしている医療者の方々には重大な事のようです。現場がこうだということは、きっとすぐにマスコミが騒ぎ始めるのでしょう(早速、昨日の夕方のニュースでもやってました)。怪しい医療コメンテータたちがあることないこと云い立てるだろうなと思うと、ちょっと憂鬱です。

そもそも「基準値」というのは「正常と称する人たちの平均値」なのだから今回の指摘はまったくもって当を得たものだと思います。でも、一方で、病気を引き起こした人たちを検討すると、病気にならないために下げるべき基準はこれまでの基準値よりはるかに低いところにあった!ということで「正常高値」なる考え方が出てきたわけです。

”正常者(と称する者)”の線引きと、”異常者(病人)”にならないための線引きと、もともと対象も求めるものもまったく違う項目なのに、もしかして皆さんこれを混同していませんか?これのどっちが正しい、間違っていると論じ合うことは意味がありません。健診の基準値=正常値、異常値=基準値をはずれるもの、と思い込んでいるヒトが多いものだから今回のような騒動があったときに右往左往してしまうことになるのではないでしょうか?

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