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日本人の食事摂取基準2015

『日本人の食事摂取基準』ということばは以前にもここに出しました(高齢者の脂肪摂取量が基準より少なすぎるという内容で:2012.4.1「健康意識が過剰?」)。

今回、5年ごとに更新される基準の2015年版(2015~2020年度用)案の発表があったそうで、いろいろなところでリリースされています。今回の目玉は、健康維持のための摂取基準の指標をこれまでの「カロリー」から「BMI(体格指数)」に変更したことだそうです。まず各年齢の目標とするBMI値を設定してそれが維持できる食事量を基準とするものです。まあ確かに、性別や年齢や活動量で決められては、あまりに体格差が大きすぎる昨今、やはり個人による体格の違いは反映させないと予防改善にはつながらないでしょうね。それと2型糖尿病の予防にも深く言及しています。

でもやっぱりわたしが気になるのは若い人たちの過カロリー・過脂肪ではなく、高齢者の栄養失調です。高齢者ほど健康意識が高いのは、死のことや病気のことに切実に直面するようになってきたからなのでしょうが、巷にあふれている若いヒト向けの健康情報には高齢者のことはあまり考慮されていないことをいつも意識しておいていただきたい。今回の改正では、年齢が高くなるほど栄養状態が悪いヒトが増えてサルコペニアの危険性が高いことを踏まえて、転倒予防や介護予防の観点から50歳以上(え、50歳?)の目標BMI値の下限値を若干高めることにしたのだそうです。高齢者社会が進む一方の昨今、もう少し高齢者に特化した栄養指標も前面に出して解説してほしいなと思うのは、自分自身の切実な問題になってきているからでしょうか。

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