コーヒーと糖尿病
Care Net配信の記事はさらに糖尿病とコーヒーとの関連にも言及しています。
「プラス1杯のコーヒーで糖尿病発症リスクは低下するか」(2014.5.9)
米国成人12万3000人のデータ分析によると、コーヒー摂取量が4年間で一日1杯以上増えた人の糖尿病リスクが低下していたのに対して摂取量が減った人はリスクが上昇していたという報告です(米ハーバード大学Frank Huら)。その原因についての言及はともかく、砂糖やクリームを入れたらその効果は減少し、ノンカフェインコーヒーやお茶ではリスクに変化はなかったというわけですから、無糖のカフェイン入りコーヒーは何らかの効果をもたらしているのでしょう。
ただし、「糖尿病の発症予防には減量と運動のほうが効果的であるから、糖尿病予防のためにコーヒー摂取を勧めるようなことはしない」と強調するあたり、糖尿病患者さんの心理をよく把握しておられますね。動かず食べる量をいじらず痛い思いをしないで解決できるなら何でもやります、というのは万人の本音なのだと思いますから。
「コーヒー摂取量が増えると食べる量が減るのかもしれないし、より早く満腹になっていることも考えられる。あるいは、カフェイン入りコーヒーを飲む人はもともと運動をするエネルギーに満ち溢れているのかもしれない」などとコメントしているアメリカの内分泌医師(Alyson Myers氏)の意見はどうでしょうね。少なくとも日ごろ飲まないコーヒーを飲み始めたうちの妻は、夜目が冴えて食欲も増してしまったから、太ったのはコーヒーを飲み始めたせいだ!と云ってましたけど。
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