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自律神経の叫び

突然生あくびが出たかと思うと意識消失発作を起こす受診者の方がおります。意識自体は瞬時に回復するそうで、見るからにてんかんの欠神発作のように思われますが、複数の大きな病院で脳と心臓をいろいろ調べてもらったけれど原因がわからなかったということだから、きっとてんかんではなかったのでしょう。血圧の変動が著しいのでその影響か?とも思いましたが、すでに24時間血圧計検査や24時間心電図(ホルター)心電図検査も何度か受けたようです。

今回、うちの施設で2日がかりの人間ドックを受けられ、わたしがこの方の担当になりました。そうしたら大腸に大きな腫瘍が見つかりました。急激に大きくなったとは考えにくいのですが、これまでも毎年近くのクリニックで大腸検査は受けているのことでした。そして生検の結果、急いで外科的治療をすべきという結論に達しました。

この報告を受けながら、わたしの頭に浮かんだのは、以前読んでここでも紹介した本『心臓の暗号』のこと。体内に起きた異変を何とか主人に知らしめすべく、心臓を介して全身の自律神経が何らかのシグナルを送るのだというはなしです。名だたる病院でいろいろ調べて「特に問題はない」と云われるけれどこの調子の悪さは何かあるはずだ、と信じてさらに調べてみたら全然違う場所でがんが見つかったというエピソード。当時は、「ふーん、おもしろい。そんなことがあっても不思議ではないよな」程度にしか思わなかったはなしでしたが、もし今回、治療を受けた後に意識消失発作がなくなるようだったら、まさしく心臓の暗号だったといえるでしょうね。

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