腹が減る
「朝から何も食べていなくて腹ぺこなので、フロアに置かれている料理雑誌の写真が目に入るととても不愉快になる」というご意見をいただきました。健診や人間ドックを受診される方は8時間以上の絶飲食が基本なので少なくとも朝から何も口にしていません。だから腹が減っています。だから不機嫌な方が少なくありません。「朝から何にも食べてないんだぞ!いつまで待たせるんだ!」と怒鳴るヒトも時々おられます。わたしたちも気を遣って、説明の合間に口を潤わせるためのお茶やお水ですら陰に隠れてそっと飲みます。昼食も、朝を食べてないんだからもっとたくさん食べさせろ!と主張しますし、スタッフもまた「朝を食べていないんだからしょうがないよね」と思っている節があります。
まあ、良いんですけどね。基本、朝飯なんか食わなくてもいいんじゃねえのか?と思っているわたし的には、いい大人が何を子供じみたことで騒いでいるんだ?と内心舌打ちをしております。朝飯を食わずに昼飯を少しにしてみたり、あるいは夕飯を少なくして夜中に腹が減って目が覚めるようにしてみたり、とにかく毎日一回は「はらが、へったーーー!」というレベルの完全空腹時間を作ってあげることが、カラダの中の疲れ切った代謝機能をリセットさせる基本だ、といつも話しているわたしとしては、健診受診時の空腹が一番良い機会だからうまく自分のカラダと会話したら良いのに、と思うわけです。「朝飯食わないとカラダに悪い」ということばだけ信じ込んで居る方々は、文字通りエンプティ状態で頭に来ている”アタマ”が意図的に理性を失わせて行動させるので、せっかく”カラダ”が本心を打ち明けようとしても聞く耳持つ余裕がないのでありましょうなあ。「食わんでも死にはしないし、カラダはすぐに慣れるさ」・・・この真実はアタマに巣くっているエクソシスト様にとっては絶対気づかせてはならないものなのであります。もったいない話です。
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