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教育的指導

健診の胸部レントゲン写真や胸部CT検査の読影所見は意外に読影者の意思が反映されていますので、同じ読影結果なのに「軽度異常」となる場合と「要経過観察」あるいは「要再検」となる場合があります。受診者さんにとってはこの差はとても大きいのでどちらかに統一させてほしいでしょうが、まあこれはしょうがないかなと思っています。

たとえば、喫煙者の肺気腫所見。呼吸器内科医も放射線科医も小さな気腫所見を見つけたら必ず指摘します。ただ、その判定評価に個人差がでます。「たばこを吸っているんだからこれくらいの異常は出て当たり前だろう」と考えて「軽度異常」と評価するヒト。「たばこを吸っているから肺が破壊されるのだから早く禁煙すべきだ」と主張して判定を厳しくするヒト。禁煙勧奨の思い入れが強いほど、小さな所見でも厳しく判定します。やはり、皆、現場で日夜治療をしている専門医たちですから、その気持ちは汲んでほしいものだと思います。少なくとも、それを説明するわたしはそれを汲んで熱くご説明することにしております。

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