「夏に尿路結石が増える」(1)
日経メディカル(2014.7)に最新の「尿路結石症診療ガイドライン」の話題が載っていました。読みながら「何をいまさら?」と思うような内容でしたが、わたしが石博士だから詳しいのではなく、これまでこれらになかった(都市伝説だった)エビデンスをはっきりさせたのだそうです。
●尿路結石は夏に多い~「気温上昇で発汗量が増えると尿が濃縮され、尿路結石が生じやすくなる」・・・そらそうやろ、だれでもわかるさそんな理屈!と突っ込みそうになりながら、でも逆に夏の方が水分は大量に取るし、最近はクーラーの効いた部屋から出ようとしない40~50歳(好発年齢)ばかりなのだけどなあ、とも思います。こんなひねくれたオヤジの質問にどう答えたらいいかも書いてほしかった。
●水は1日に2リットル以上飲む~飲めば飲むほど良いことは分かっている。で、どれくらい飲んだらいいの?という質問へのアンサー。1リットル以下なら増加し、2リットル以上なら低下するというエビデンスらしいです。でも、水分をとって尿量を増やすのが目的、ということらしいのだけれど、それならむかしから云われているように「ビール2リットルでもいい」ということになります。そこのところはどうなのでしょう?あるいはカフェインの多い緑茶やコーラの方が麦茶や水より良いとかいうことはあるのでしょうか?
(つづく)
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- イヌを飼うと元気で長生きになる理由(2024.09.13)
- 柔軟性と寿命(2024.09.06)
コメント