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食事はバランス(2)

(つづき)

常温で液体の「油(oil)」と常温で固体の「脂(fat)」で「油脂」。アブラは奥が深いですね。先日職場で『油脂のおはなし~生活習慣病を防ぐには~』(協和企画)という小冊子をみつけましたが、アブラの摂り方については「常識」がコロコロ変わるのでその都度右往左往させられたヒトも少なくないでしょう。「リノール酸がいい」と云っていたかと思ったら「リノール酸は心臓病を増やす」とかに換わるのですから。指導するわたしたちも数年前に学んだ知識が全く覆されるので油断できません(←これはダジャレではありません・笑)。

はなしをまた木庭先生の講話に戻しますが、ω6系脂肪酸は陸のモノに多く、ω3系脂肪酸は海のモノに多いとか、多価脂肪酸の中でω6系の方が炎症を起こしやすくなる作用があり、ω3系には抗炎症作用があるとか、今回も新しい知識を得ることができました。飽和脂肪酸は目の敵にされていますが、実は飽和脂肪酸が少ないと脳出血・脳梗塞が増える、という事実も知りました。ω3系を多く摂ると冠動脈疾患を起こしにくくなるのだけれど、「実はω3系を食事から摂ると効果があるけれど、くすりやサプリで摂ってもあまり効果がないみたいです」って。先生サラッと云ってのけましたけど、これかなり重要ですよ。「魚はキライだけどサプリを飲んでるから大丈夫!って意味がない」ということですからね。あと、面白かったのは、スタチン(脂質異常症治療薬)をきちんと飲んでいる人は飲み始める前より肥満が多いということ。よく受診者さんとも話すことです。今まで節制し尽くしていたのにくすりを飲んだら値が下がるから油断して好きなだけ食ってしまうのです。

先生が最後の結論として云われたことが重要だと、わたしも思いました。「食事はバランスです。何が良いとか悪いとか簡単なことではありません。魚と一緒に何を食べるか、です。そしてサプリだけでは効果は安定しません」・・・だから、食事を理屈で食ってもしょうがないんですってば。

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