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食後高血糖

最近、糖負荷試験の結果を説明しながら、気になっていることがあります。30歳前半の若い世代の境界型糖尿病パターンが増えてきている感じがするのです。もっとも、これまで、そんな若い人が何の症状もないのに単なる空腹時血糖やHbA1cではなく糖負荷試験まできちんと受けたりしていなかっただけなのかもしれませんが・・・。

農耕民族である日本人はもともとインスリンの分泌が遅れ気味で、そのために糖尿病になりやすい体質の人が多いことはすでにわかっています。それでも、若い世代は、出遅れたインスリンを後追いする形で大量に補充分泌させて見た目は正常パターンにしたりむしろ若干過剰反応(食後低血糖)させたりするもので、あるいは筋肉活動による糖代謝経路が発達しているから、人間ドックで行うような簡単な糖負荷検査ではマスクされてしまってなかなか表に現れないのが普通だと思っていました。男性の場合は厄明けした40歳以降から、女性の場合は閉経前後から表に現れてくるのが多いと思っていましたから、最近の動向はちょっと意外です。

特別太っているとか、食べ過ぎ・飲み過ぎであるとかいう若者にこのパターンがあるわけではなさそうです。それでも、この世代から、きちんと血糖をゆっくりあげる食べ方を指導し、早いうちにそういう習慣にさせてしまうことが、必ずや将来「やってて良かった」ということになり、いつまでも食事の時間が楽しい時間である人生を送れることになるはずだと信じて、スローカロリーのはなしをしています。

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