先生は何を?
「で、先生は、何をがんばっておられますか?」
不意にそう聞かれました。更年期にさしかかろうとしている妙齢の女性の健診結果を説明していたときでした。「これから、人生が別物になりますもんね。今までの自分の姿は単なる思い出です。これから自分の本来持っている体質が出てきますから、どうぞ新しい自分磨きにがんばってください」といつもの調子で総括したら、「はい、がんばります。で、先生は・・・」と、こう来た。
「わたし?わたしは運動も食事もそれなりにがんばっていますよ」・・・突然の攻撃に面喰って陳腐な返事しかできませんでしたが、「そうですか。がんばってください」と笑いながら彼女は診察室を後にしました。別に悪い気はしませんでしたが、「くそ、負けた」と内心思いました(笑)
「基本的にはがんばってはダメ。がんばらない日常が、生活習慣病の生活の基本である」をポリシーにしている自分としては、ついムキになって答えてしまったことが心残りです。まだまだ修行が足りません。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- パンツのゴム(2021.02.22)
- 休日の朝(続編)(2021.02.19)
- 地元飲食店応援プロジェクト(2021.02.15)
- 休日の朝(2021.02.13)
- 昭和の発想(2021.02.11)
コメント