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モラルハザード(3)

(つづき)

くだんの看護師さんも同類だとすぐに察知しました。信じられないヒトもおりましょうが、世間のクリニックはこんな無責任さの中で持っているところもあります。無責任というよりは保身ですね。きっと医療現場だけではなく、普通の職場にもこんな輩は普通に居るでしょう。何とか事なきを得るのは、周りのバックアップがあるからと云っても過言ではありません。だから、今回はフォローしに来た看護師さんがあの程度だったことの方が落胆しました。中国の食肉の問題が取り沙汰されています。彼らは自分の生活のためには何でもする。彼らにはモラルがない。食を扱っている責任感がない。やっぱりあの国はそんな国だ・・・と多くの日本人が思っている。でも、日本でもほとんど似たようなことは数多あるということを、わたしは存じております。

今回のエピソードをこと細かにここに書いた目的は、グチや腹いせではありません。それでは自分は大丈夫なのか?ということを確認するためです。受ける側の経験がないと与える側の自分の姿が見えません。つい不機嫌になる。自分はあんなじゃないのか?ヒヤリハットの報告がきちんとできているのか?現場ではそういう報告をすることが自分に不利になるとか、居場所がなくなるとかいう環境になっていないか?それによって秩序が乱れるようなシステムではないか? わたしは、この30年間、いろいろなところで働きましたが、一貫してこのモラルの世界ではまっとうな恵まれた環境の中で働かせていただいてきた幸せに感謝しています。

今回のエピソードの最後に、もうひとつ不思議だったことがあります。例の一過性の記憶障害のことを看護師さんにも医者にも院外処方の薬局の薬剤師さんにも話したけれど、誰一人として詳しく聞こうとせず皆が何とか聞き流そうとしている空気だったこと。ものすごいことが起きていると思いますし、今回の病気と関係ないと考える医療者はおりますまい。何らかの感想や意見を云わなくてもいいのだろうか?わたしはステロイドの副作用として何ら矛盾しないと思っています。何も云わずに次に何か起きたときどうするのだろう?危機管理体制はそれでいいのだろうか?いろいろ考えさせられ、いろいろ学ばせていただいた2時間でした。

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