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結果判定

人間ドック受診者の健診結果について、スタッフたちとカンファレンスをしていると、最近ちょっと不満に感じることがあります。

どうも彼らの目には判定の重いものしか見えていないのではないかと感じることがあるのです。「軽度異常」どころか「経過観察」の判定も「異常なし」に脳内変換しているフシがあります。だから「要再検~要治療」の項目以外の内容について質問しても全く眼中になくて、「それは見てないですけど、特に問題ないですよ」と平気で云うヒトが多い印象。でも、それは論外だと思います。以前から主張してきたことですが、「要再検」以上の項目は健診の仕事ではありません。外来への橋渡し役に過ぎません。健診業務に携わる人間の最大の仕事はそんな振り分け作業ではなく、それよりも軽い判定の項目から注意を促してあげることのはずです。

それは健診に対するポリシー(考え方)の問題だから自分の考えを強要したくはないけれど、単に数値として成果が目に見えて分かる『精検受診率』(精密検査を指示通りに受けた人の割合)向上が何よりも大切だ、とする風潮のために、本来行うべき生活習慣病の「予防」への介入がおろそかにされるのは、やはり本末転倒だ!ともっと怒ってもいいと思いませんか。

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