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塩のはなし(続編)

塩分過剰による心血管死、世界で年間165万人/NEJM

先日、「少なすぎても危険なナトリウム」と報告されたお塩について、今度は過剰摂取の弊害が発表されました。もちろん塩分過剰が悪いことは周知の事実ですが、今回の報告は世界66カ国の成人(全成人の74%に相当)をメタ解析したという特徴があります(ハーバード公衆衛生大学院 Dariush Mozaffarian、NEJM 2014.8.14号)。

全世界のナトリウム摂取量は地域によってほぼ基準通りの国から基準の2.5倍摂取している国まで千差万別ですが、全体の平均としては基準の2倍あったということ。それから、世界中で基準値を超えるナトリウム摂取が原因になる心血管死は年間165万人になる(男性62%、女性38%)ということ・・・これは全死亡の9.5%にあたり(低~中所得国では84.3%)、また40%が70歳未満の比較的若い層だった、ということが報告されているようです。

大学生の頃、夏休みを使ってアメリカにホームステイしたとき、その家の高校生のお嬢さんが日本のお菓子を「too hot!」(塩辛すぎてとても食べられたものじゃないわ)と云ってはき出したのを思い出します。特別塩辛いとは思えない普通のスナック菓子だったから、アメリカ人は基本的に塩は嫌い、砂糖が大好き・・・そのときそうアタマに焼き付けたのですが、あれから35年、先進諸国ほど味付けの嗜好は差がなくなってきているように思いますから、今なら、あのときのお嬢さんも「ちょっと物足りないわ」とか云いながら一袋簡単に食べるかもしれません。

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