味覚
うちの妻は料理がとても上手です。ちょっちょっちょっと作ってくれる料理のどれもがとてもおいしいものばかりです。
そんな料理をいつも食べているわたしは、実はあまり味にうるさくありません。基本、食べものに「不味い」という区分が存在しない人間です。好きか嫌いかと云えば、「あまり好きではない」は存在するけれど、「きらい」は存在しません。だから、周りからは「もったいない」と云われます。何でもかんでも「おいしい」としか思わないのだから、せっかくおいしい料理を作っても作り甲斐がないでしょう・・・と。
何か誤解しています。そんなことはありません。わたしの味覚に「不味い」はないですが、だから全部が同じ「美味い」なのではありません。うちの妻の作った料理は「とってもおいしい」「最高級の美味さ」なのです。わたしの舌は上向きには何段階にも分かれます。判定が”甘い”のかもしれませんが、「おいしい」ものは「超おいしい」「超超おいしい」なのです。どうぞ、ご心配なく。
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