深夜営業
あまり乱暴なことは書けないご時世ですが、大手牛丼チェーン店の一部で深夜営業を休止することになったニュースを見ながら、それの方が健全で当たり前の姿なのじゃないのかな、とか感じています。たしかに不便ですし、一社だけが深夜営業を止めているとひとり負けになるのでしょうが、どの企業も似たようなものなのだからこの機会にそろそろ社会全体で考えた方が良いのではないでしょうか。
3年半前、日本中が薄暗くなって、皆が不便を感じながらもそれをがまんできることだと確認したときがあったのです。生物の営みにおいて、本来は夜は明るくてはいけないものであり、夜は起きていてはいけないもの、”不夜城”などもってのほかの神への冒涜なのであります。深夜に働いている人や夜まで働いている人がいるからコンビニやファストフード店は深夜営業を始め、いつの間にか24時間営業が当たり前になっていますが、どこもかしこもが深夜営業を止めさえすれば、不便だ不便だと騒ぎ立てている輩もすぐに諦めるはずなのです。あのときには日本人が一致団結しただけで簡単にできたのですから。あの状態を一生続けるかもしれない、と多くの人間が思い、覚悟したはずなのですから。
先日、うちの職場のリーダーたちの会議で「エコ運動として以前はエレベーターを使わない運動があったはずですが今は皆がエレベーターを使うようになっています。これは復活させなくても良いのですか?」とひとりが提言しましたが、誰ひとりとして話を膨らませようとしませんでした。それどころか、「エレベータ不使用よりも無駄な電気を消すことの方が大事」という他のひとりの意見で話が〆になりました。3年半前は、「どっちが大事」ではなくて、「どっちも大事」だったはずで、とにかくできることからやりましょう!と、滑稽なほどにがんばったのですが・・・何か、あの会議のときの空気感が残念でなりませんでした。
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