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生活療法は確率論

「糖尿病や高血圧の生活療法についてご本人独自の持論がおありの方です。以前、他の健診施設で激しい口論になったそうですのでご注意ください」

先日、人間ドックを受けたある男性の問診画面には、そういう申し送り事項が書かれていました。一体どんな持論だろう?と興味はありましたが、わたしが説明を担当したわけでもないので詳細はわかりません。わたしもかなり変わり者として生活しているので、あまりそういうことに驚きません。

ただ大事なことは、持論がどれだけしっかりしていても、やったことに成果が伴わない場合は基本的に間違っているわけだから、そこは意固地にならずに素直にやり方の修正をした方が身のためだということです。それは、別にこの方に限ったことではなく、教科書に書かれている王道の食事療法のやり方だったり、どことかの専門家がセミナー開いて教えてくれたノウハウであってもまったく同じです。国や専門家が認めたやり方なのだから成果が出ないのはやり方が悪い、方法論には間違いがないのだから・・・と頑なにさらなる厳格な遂行を求める健診スタッフの方っていますけど、そんな人こそもっと素直に現実を受け入れてほしいと思います。推奨される方法はあくまでも確率論。長い歴史の試行錯誤の中でこの方法が一番はずれが少ない方法だと云っているだけのことであって、まったく効果のない人もいれば逆に悪化する人もいるはずなのです。むしろ独自の方法の方が効果があっても然るべし。「どことか大学の偉い先生が薦めるからやってみたけど全然よくならないじゃないか!」とクレームを云っている人は世にたくさんいるのに、「それはあんたのやり方が悪い」で片付けるのは、失礼だと思います。

だから、自分なりの試行錯誤で、自分なりのやり方を見つけ出した人には心からリスペクトします。それでも、くどいようですが、それが自分で思うほどの効果を得られないときには他の(普遍的な)方法も是非試してもらいたいなと思うております。

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