« 目ぢから | トップページ | 自分が変わる »

何が新基準だよ

人間ドック学会の「基準範囲」問題で新解釈?

MTProからこんな記事が配信されていて、正直、目を疑いました。医学専門誌なのに、今さら、何云ってるんだ?って。

今年4月に大騒ぎになった人間ドック学会の基準値検討のこと。あの日本人間ドック学会の健診基本検査の基準値と、日本高血圧学会や日本動脈硬化学会が作成している基準値とが乖離していることの意味付けとして、『2つの基準値の差こそが未病の範囲を表しているとの考え方を、第21回日本未病システム学会学術総会(会長=国立循環器病研究センター生活習慣病部門部門長・河野雄平氏)で提示した。』とか、『ドック学会基準は「健康の上限値」,専門学会基準は「疾患の下限値」 』 とか、まるで新し画期的な考え方みたいなことを書いているんです。

今回の人間ドック学会が提示した基準の値は表に異常が出てきていないギリギリの値(見た目が”正常”の人)であり、各臨床学会が提示する基準値はこれ以上になると病気が発現するかもしれないギリギリの値・・・そんなこと、医療関係者なら常識でしょ。わたしたちは10年以上前から受診者さんや講演会に来た方々に当たり前に話してきました。この違いが一般の方に理解できないのはしょうがないかもしれません。基準値と正常値すら混同されているのでしょうから。臨床現場の先生方がわかってないのも分かります。どうせ彼らの認識なんてそんなものです。彼らは治療対象になる人にしか興味がないですし、それで給料もらっているわけですから。でも、この記事は予防医療の現場の医者たちが、新しい考え方として「なるほど」と云わしめた考え方だ!と云って騒いでいるのです。だめだ、こりゃ、と思いました。

おそらく、各臨床学会が提唱する基準値が今まで通り健診現場での基準値であるべきでしょう。人間ドック学会が今年提示した値は、むしろ臨床現場での基準にすべき値だと思います。

|
|

« 目ぢから | トップページ | 自分が変わる »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 目ぢから | トップページ | 自分が変わる »