詩人
詩人 谷川俊太郎さんが朝のNHKテレビに出ていました。とても有名な人(のよう)だが、実はよく知りません。
『谷川さん、詩をひとつ作ってください』・・・11月15日に公開されているはずの映画(残念ながら九州では上映されません)のPRを兼ねた番組だったのでしょうか。たまたま見ていただけだから、あまり詳しく覚えていません。ただ、彼が語ることばといくつかの詩が何となくココロに残りました。
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「ものすごいインフレーションですね。
実態が伴わない言葉が氾濫している。
ストックにならない。
全部フローになる、言語が。」
“死は その静かなすばやい手で 生のあらゆる細部を払いのけた”
“としが ちがってても ともだちは ともだち”
“おかあさんと おとうさんも ときどき ともだちみたい”
「なかなか言葉は意味で流されたりするから、確固とした実態になれない。
道端に咲いている草花みたいな言葉を机の上に置ければ、それが一番理想。」
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・・・いろいろな意味で、わたしも言葉を自分の武器にしている人間です。このブログも含めて、わたしの発する言葉が、だれかの人生の中に根を生やしてくれるようだといいなと、ふとそんなことを思いました。
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