確認
「病院の中で講話するのに、白衣じゃいけないの?」
「ダメです。部長はスーツを着られますから」
「部長はそれでもいいんじゃないの?」
「部長がスーツなのに他の人がネクタイしないのは失礼ですからそんなことはあり得ません」
「白衣は、医者の正装だよ」
「ダメです」
そんな会話を講演日の前日にスタッフとしたのに、当日になってみたら部長は白衣姿でやってきました。みんな苦笑いしているだけ。おいおい、オレは着たくもない窮屈なネクタイ無理矢理させられたんだよ!こういうとき、「あなた方は本当に部長に当日の格好の確認を取ったの?」と聞いてみたいところだが、どうせ聞いてはいますまい。「そんな無礼なことはできません。大のオトナなんだから、それぐらい社会人の常識でわかるだろう、と叱られますから」とかいう返事が想像できます。何しろ、社会人として良く教育されていますからね。”行間を読む”が日本人の美徳だ、という考え方は以前書きました。もちろん、わたしはそんなくだらない気遣いはしません。聞かなきゃわからないでしょ!と思うから。今回は身内の小さな食い違いでしたが、確認せずに行った思い込みのために取り返しのつかない状況になることはあり得ることです。でも良かれと思ってやったことが裏目に出ると、担当者は上司に呼び出されて云われるのです・・・「オトナなんだから、勝手に判断せずに、聞いて確認しろ!」と。部下は大変ですけどね、上に居る人間なんてこんなものなんですよ。だから、無礼だとか気が利かないとか愚弄されてもいいから、ちゃんと確認した方が良いと思いますよ。
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