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血液型が医療を斬る?

2型糖尿病リスクが高い血液型とは?

こんな研究が医学雑誌に掲載されるなんて、と思いましたが、意外に血液型の研究は後を絶たないのですね(下記参照)。この話題はMTPro2014.12.19号に掲載されたもので、フランス国立衛生医学研究所(INSERM)のGuy Fagherazzi氏らが、フランスの女性8万2,104人を1990年から2008年まで追跡して、Rh-のO型を基準にした場合にRh+のB型では2型糖尿病を発症するリスクが35%高いことを示したというものです。ABO式だけの解析ではA型とB型でリスクが上がったとも書いてありました(Diabetologia2014年12月18日オンライン版)。

だから何よ?ということになりましょう。A型は神経質で自律神経が失調するからだろうな、B型は炭水化物や脂肪好きが多いからだろうかなとか、自分の周りの知り合いに当てはめて考えていくと非科学的ですが、ちゃんと原因の考察では、ヒトのABO遺伝子座が内皮マーカーや炎症マーカーに影響を与えることやABO式血液型が2型糖尿病に関係すること、あるいはABO式血液型は腸内細菌叢全体を規定する因子でもあることなどを上げています。でも、それを踏まえた上でもやはり、だから何?ですけれど、この論文に書かれているように、逆にO型やAB型に2型糖尿病が少ない理由を探った方が得るものは大きいかもしれません。そこのところに少し期待しましょうか。

<その他の最近の血液型研究(MTProから)>
O型に比べてAB型では認知障害リスクが82%上昇(2014.9.12 アメリカ)
B型男性では前立腺がんが検出されやすい(2014.4.30日本)
O型の男性で前立腺がん再発リスク低下(2014.4.15日本)
O型で最も低い冠動脈疾患発症リスク(2012.10.11アメリカ)

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