なぜ牛乳にこだわる?
「給食に何でもかんでも牛乳つけるの止めてほしいよね。クリームシチューに牛乳って変でしょ?」・・・先日、テレビ番組を見ていて、妻が嘆いたばかりですが、今、給食における牛乳のあり方に異議を唱える意見が増え始めました。
春から話題になっていたようですが、完全米飯給食を行っている三条市で「和食に牛乳は合わない」として始められた試み・・・こんな話題がニュースになること自体が不思議です。わたしは牛乳否定派ですが、そういう問題とは関係なく、”専門家からはカルシウムなどの摂取不足を懸念する声も上がっている。”と横やりを入れることが理解できません。「給食には牛乳ありき」の既成概念をそろそろ排除しないと、日本に戦後はやってこないぞ!三条市の管理栄養士さんが工夫して、『200ミリリットルの牛乳に含まれるたんぱく質やカルシウムは、小魚のふりかけやみそ汁に入れた煮干し粉などで補う』ようにしたのにもかかわらず、”「学校給食での牛乳の飲用は、家庭で不足しているカルシウムなどを補う役割を果たす」から牛乳を飲まなければ始まらない、として反対する声明を出したのはなぜ? 「給食から特定の食材を排除すべきではない」”とか、まことしやかに主張するその”専門家”にもの申したい。牛乳飲めば済む、という理論なら、家で朝に1本飲ませることを義務付ければ簡単に解決するではないか。「まず給食の牛乳は義務です。それ以外の栄養素を他の食材で考えてください」という、牛乳協会の手先みたいな決め事を貫こうとするのは明らかに専門家たちの怠慢である、と声を大にして云いたいです。
この三条市の取り組みが何らかの政治的圧力で潰されないことを祈りつつ、むしろこれが給食=牛乳の戦後教育の遺物概念を葬り去るきっかけ作りになってほしいと、切に祈っています。
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