« 日本酒2合は多い? | トップページ | 絶対勘違い »

想像する像は同じか?

「先生の説明はとてもわかりやすかったです」という感想を受診者さんによく云われます。とてもうれしく思いますし、自分のちょっと”うざったい”説明姿勢でも良いんだなと、胸を撫で下ろたりします。

結果の説明、あるいは使用方法の説明、日常生活の注意点など、それは医療に限らず普通の商品の使い方の説明などでも同じですが、いかに相手に的確に伝えられるかを伝える側はいつも意識しておかなければなりません。相手が、「いっちょんわからん」と叱ってくれるならいいですが、普通は面倒くさいから聞き流します。「はいはい」と答えながら自分勝手に判断した結果問題が起きたり状況が悪化したりすると、「あの人はヒトの話を何も聞いてない、自分勝手なヒトだ」と評価させることになるのですが、「もともとあんたの説明がヘタだからタイ!」とは云ってくれません。自分の説明はきちんと相手に伝わっているのか、自ら評価するのがプロというものです。

自分を客観的に評価するいちばん良い方法は、云われる側の立場になって、他人はどういう説明をしてるのかを聞いてみることだと思います。デパートや役場や薬局やあるいは病院の診察室で、相手は通り一遍のマニュアル通りの口移しをしていないか、相手の云うことはちゃんと理解できるか、つまり、その話を聞きながら、自分が具体的に行動する姿を思い浮かべられるか、それを想像したときに、「あれ、こんなときどうしたらいいんだろう」という疑問が浮かばないか、そんなことを確認してみましょう。重要なのは、相手がアタマの中に抱いたであろう像が自分の抱いている像と一致しているかどうか、それを確認することだと思います。かく云うわたしも、だから日々、試行錯誤なのであります。

|
|

« 日本酒2合は多い? | トップページ | 絶対勘違い »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 日本酒2合は多い? | トップページ | 絶対勘違い »