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夜勤と肺がん

シフト勤務は心臓病に注意、15年を超えると肺がんリスクも

シフト勤務、深夜勤務などの健康に与える弊害についてはこれまでも何度も書いてきましたし、日内リズムや睡眠時のホルモンバランスの乱れが生活習慣病をもたらすことはもはや周知の事実です。単なる睡眠時間だけでない理屈・・・何と云っても、ヒトは日の出とともに起きて日の入りとともに寝るように作られている生物であることを痛感させられます。

高血圧や糖尿病やメタボからの脳心血管疾患のリスクについては十分分かりますし、がん発生リスクが上がることも何となく分かる(ホルモン分泌や免疫能として)のですが、『肺がん』というところが今ひとつ納得できません。15年というのはなにしろ長いのですが、そうだとしても、他のがんではなく肺がんなのはなぜか?

研究は、アメリカン・ジャーナル・オブ・プリベンティブ・メディシン誌オンライン版で2015年1月6日に報告されたものです。米国の看護師健康調査を利用したところ、1988年から2010年の22年間の追跡期間中に対象者のうち約1万4000人が死亡しており、3000人が心血管疾患による死亡、5400人ががんによる死亡でした。交替制勤務を6年以上続けている女性の死亡率は一度も交代制勤務を経験していない人より11%高かったそうですし15年以上交替制勤務を続けた女性では肺がんの死亡率が25%高かった(他のがんは有意差なし)とだけ書かれています。他の解説を見てもその原因の考察がないまま・・・単にストレスが溜まって喫煙量が増えていたというのか、日内リズムが腺がんなどを誘発するというのか・・・有意差が肺がんだけで、その因果関係にほとんど触れていないのに「肺がんリスク」だけがクローズアップされた報告になっていて、何かちょっと消化不良です。

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