リーダー論
知人のフェイスブックへのシェア記事を読みました。
『変化するリーダーの資質:あの日、Twitterのくじらが出なかったもう1つの理由』
この話自体は、4年前の大震災時にtwitterがなぜダウンしなかったか、というおはなし。Twitterの一エンジニアが自らの判断だけで日本向けサーバーを3倍に増設したこと、常々、そのエンジニアの上司が、『会社やボスの命令で体を動かすのではなく、会社や社会のためにどうすればいいかということを判断して体を動かしなさい。あなたがこの会社に勤めている限り、自分自身の判断で行動しなさい』と云っていたことを説明していました。
「彼のボスは、ボスである自分の判断を待つことなく、組織を作る1人1人に自ら判断するよう呼び掛けていた。他の通信手段がバタバタと落ちていったとき、Twitterだけが生き残っていたことには、こうしたボスの資質が大きく影響していた。彼のような“リーダー”は、自分の判断が全てとは思っていない。たとえ自分とは異なる判断であったとしても、それを否定するのではなく『あなたも正しい、でも私はこう判断する』というような考え方をする。これからは、こういった考え方を持ったリーダーが求められる」というコメントも書かれていました。
うちの組織も、今、若きリーダーたちの自主性を活かそうとする組織作りに取り組んでいます。あえて委員会の委員長に役職のない人間が登用されたり、常にリーダーたちの意志を室長が吸収するシステムが出来上がろうとしています。この試みはもう10年以上前、わたしがこの組織に移った頃からありました。でも、そこには大きな壁がありました。どんな意見も上の方でことごとくにはねのけられてきました(少なくとも傍から見てわたしにはそう見えました)。「まだそんな甘い考えではダメだ!」という理由で。それでは、この試みは全く機能しません。何を考えてもムダだから。今、やっとそこを乗り越えようとしているところ・・・若きリーダーたちにも年寄りの上司たちにも是非読んでいただきたい記事でした。
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