自分の中での言い訳合戦
ピロリ菌の除菌を勧められたが、いろいろ役職を引き受けて避けられない宴席が多いので一週間も禁酒するのは不可能だから治療を断念した、とある会社社長さんが話しているのを聞きながら、「そんなもん、言い訳にもならないわ」と笑ってしまいました。人間、毎日毎日、どこか自分自身に言い訳をしながら生きています。
今回わたしがやせた最大の理由は、朝食を取らないことを徹底させたことです。朝食べないと、朝の9時か10時ごろには必ず腹が空いてきます。でもそのまま放ったらかして1〜2時間経つと、「こいつは待っても無駄だ」と自分自身の何かが自分のカラダの意思を自己判断して、舌打ちしながら脂肪細胞や肝臓に貯めておいた大事な在庫を出します。それを何度も繰り返すうちに、「こいつは意思が固い」と諦めて最初から早々に在庫を使うようになります。
一方、「腹減ったぞ!」「早く補充せんと大変なことになるぞ!」と騒げばすぐに餌を探してきてくれる、あるいはとりあえず抵抗するふりはするけれど最終的には必ず何か食べるに決まってると自分自身に見切られたら、自分は絶対に在庫には手を出しません。騒いでおけば必ずなんとかするのだから静観です。
自分の身体の中での駆け引きだから、お互いに相手を知り尽くしているわけで、負けた方はそれなりの言い訳を自分自身にしますわね。「こういうときのために貯めておいたのだから使って問題ないさ。やせたしいうことなし!」「低血糖になると命に関わるから危ないでしょうが!」などと。でも、結局は自分の中の問題。だれも非難しないし、だれも褒めてはくれないわけで、自己解決させて自己満足することになります。勝っても負けても自分自身に返ってくるだけのはなし。どっちを『自分に勝った』と云うのでしょうかしらね。
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