40歳では遅いのか!
<40歳代の体力低下が20年後の脳の老化を加速 「若い頃から運動を」>
今年のAHA(米国心臓学会)でボストン大学が報告した研究らしいです。1970年代にフラミンガム子孫研究に参加した1271人(平均年齢41歳)に20~30年後(平均年齢59歳)の1999年にMRI検査をしたところ、40歳代で受けた運動検査で体力がなかった者(運動時に心拍数や最低血圧がすぐに上昇した者)は有意に大脳萎縮が見られたのだそうです。低負荷のウォーキングで最低血圧が11mmHg上昇し、心拍数が10増えるごとに脳年齢は0.5歳上昇する計算になる、とのこと。
つまりは40歳のときに体力がなかったら脳の老化が加速してしまうから、20代、30代でしっかり体力を作っておかないと惚けるぞ!という警告。これは、使えるEBMかなという気がします。「60歳の時点で体力が低下していて、血圧値と脈拍数が上昇しやすい人は、さらに10年後に認知症を発症しやすい可能性があります。」と警告されていますから、結局一生動くことが大事だと、いうことですね。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- 柔軟性と寿命(2024.09.06)
- アイマスクはグッドアイテム(2024.08.28)
- 急激な老化(2024.08.22)
- オリンピックイヤー(2024.08.21)
- 心電図を読影するのは私(2024.08.08)
コメント