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頑固者

近くの公園でイヌの散歩をしていると頑固者のお年寄りに出会います。対向からものすごい勢いで歩いてくるのですが頑なに右端を維持しながら「そこのけそこのけ、ぶつかるぞ!」という形相で向かってきます。こっちはイヌ世界のルールに従ってリードを左手に持っている(上位者が右側)ので自ずと左側通行になることが多くて、たしかにこっちが悪いわけですが、公園内の小径ですから実際は右も左もないようなもの。イヌの散歩をしている者同士は遠くに見えたら何となくお互いに避け合うような不文律のルールができています。そんな中でのこの眉間に皺をよせながら(つまり明らかにこっちを見据えながら)向かってくる老人の姿は端から見てもちょっと異様です。

「何もあんな態度をとらなくてもいいでしょうにねえ」ととなりで妻がぼやきます。
「まあ、あっちの方に優先権はあるからねえ」
「そんなこと云ったって、ただの公園の歩道なんだから、ひとりで歩く側がちょっと避けたら済む話じゃない?なんか”親の敵”みたいに睨みつけられたよ、バカみたい」

妻はかなりアタマに来ているようでした。イヌが偉そうに自分の邪魔をするのが許せないのか、あるいは目上の者(年齢の上の者)を敬うのが当たり前だ!と云いたいのか、単に「右側通行優先」を主張しただけではないだろうな、と思いました。

先日、県道脇の、すれ違うのも大変なほどの小さな歩道を高校生の自転車が2列で勢いよく向かってきました。「え、なんでそのまま来る?」と思ったらムカッときました。「おまえら何様だ!」という思いで睨みつけてやりましたが、結局わたしが避ける羽目に・・・。たしかに、こっちのことなどお構いなしに楽しげに向かってくる集団をみるとアタマに来るバイ!と思ったときに、ふと、くだんの老人のことを思い出した次第です。

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