社長さんたち
あんしん財団の会員さん方を対象に簡単なドック検査と結果説明をするイベントが先週の土曜日にありました。あんしん財団というのは、個人事業主や中小企業で従業員を抱えている社長さん方がケガの補償とか福利厚生サービスとか災害防止サービスとかを受けられるように、自分たちで会費を出し合って運営している仕組みです。
応募者多数の中から選ばれた30名ほどの会員さんにドック検査や運動負荷心電図検査を行いましたが、検査結果を見て愕然としました。悪すぎるのです。かなり進んだままほったらかされている糖尿病とか桁が一桁違う肝機能とか、あるいは今すぐ何かが起きてもおかしくないような負荷心電図検査の異常とか。
何よりもショックだったのは、受診者のほとんどが今回初めて検査を受けるらしいということ。従業員(労働者)に対しては健診を受けさせる義務と異常なら精査や治療を受けさせる義務があるけれど、事業主自身にはそれがありません。労災保険も利きません。経営資金のやりくりに苦慮している中小企業の社長さん方にとって、自分の健康管理に時間と金を使っている余裕はないということなのでしょうか。 今夜突然死するかもしれないみなさんにしっかり脅しをかける話はしてみましたが、危機感を抱いてくれたでしょうか。「背に腹は代えられない」からこそ、突然倒れられては困る社長さん方こそ、是非、健診を。そして、早い時期に通院を!と、思った次第です。
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