アルツハイマーとメタボ
生活習慣改善メルマガの紹介記事から、もう一つ、この記事が目に留まりました。
高齢になったら、「やせろ、やせろ」ではいけない。むしろ高齢になってやせると筋肉も落ちてサルコペニアになるからよろしくない、という常識があります。ところが、「アルツハイマー型認知症の発症にはメタボリックシンドロームが関与」していると書かれています。アルツハイマー型認知症で増加する脳神経破壊物質=『アミロイドβ』・・・異常増大した内臓脂肪から分泌される悪玉のサイトカインの中にこのアミロイドβを凝集させるモノがあり、またアミロイドβを分解して脳神経を保護する作用のあるインスリンは機能が低下するから、内臓脂肪の異常増大が基盤であるメタボリックシンドロームではアミロイドβが増えることになるそうです。
もちろん、動脈硬化に起因する血管性認知症も多いわけだし、動脈硬化がアルツハイマー型の悪化因子なることも明白なのですから、生活習慣の改善は高齢になっても重要であることは間違いないのでしょう。でも最後まで読んでみると、高齢者になってからやせることを求めているのではなく、そんな高齢者にならないように若いうちからきちんと生活管理をしなさい、ということを書いているようです。つまりは、「サルコペニア肥満」の予防と同じことですね。
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