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解説者

大相撲人気がやっと回復してきて、今場所も全日満員御礼記録を継続したと聞きました。喜ばしいことです。最近、たまに帰宅途中のクルマの中で相撲放送を聴くことがあります。その解説者とかあるいは向こう正面のゲストに呼ばれた元関取や若い親方衆のコメントを聴きながら、とても気になっています。アナウンサーが「今のは良く残しましたね」とか「今場所は白星先行で調子が良さそうですね」とか云うと、決まって「いや、まだあれではダメです」とか「今はたまたま勝ってますけど上半身だけで取っているから続かないでしょう」とか、否定するコメントを返すヒトが多いのです。

愚直でマジメで自分にも厳しいヒトが多いから、云っていることは蓋し正論。プロなのだから、ヒトにお金をもらってパフォーマンスを披露する仕事なのだから、生半可な甘い根性でやってはいけない。もっと上を目指して「相撲道」を極めなければならない、という心意気・・・とてもよく分かるのですが、解説やゲストというのはお茶の間の相撲大好きファンに気持ちよく試合を見させるためにあるのだから、もっと前向きな褒めことばがほしいですよね。サッカーやテニスやフィギアスケートには白々しいくらいの褒め倒し解説者がいます。「もっとプロとしての高い水準の解説が欲しい」と云われていた時期もありますが、最近は彼らがもてはやされます。それは、世間がそういうものを求めているのだと思います。勝っても負けても各力士たちの良い面を見つけ出して褒めた上でさらに良くなるポイントを語ってもらえると、ファンでもないわたしたちですら、気持ちよく取り組みを見れるというものです。稽古中に甘いことばは禁句でしょうが、解説するときは観ているヒトを明るくさせる方法を勉強してほしいです。それこそ、解説者というプロの仕事をする以上は、取材だけでなく話術も勉強すべきでしょう(マジメな方にこんなこと云ってごめんなさい)。

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