おかめさんへ
おかめさんへ
楽しい老後、素晴らしい限りです。コメントありがとうございました。
産業医などしていますと、若い世代がうつ病で休職を余儀なくされます。彼らに一致することは、忙しい仕事をこなす中で、わりと余裕があるのにギリギリで頑張っている感じを実感していることなのです。余裕があるのに余裕がない・・・その切羽詰った感が、自分には自覚がないままに「これは何かちがう。自分ではない」という違和感に変化しながら、「こんなはずじゃない」と思い始める。これが、メンタル障害のとっかかりなように感じています。
「自分はもっとできる。こんな程度なんて簡単にこなせるはずだ」と思っているし、実際にちゃんと処理できるのだけれど、それを何度も繰り返すうちに徐々に疲れてくる。「わたしはまだ慣れていないだけ。こんなことはみんながやってきたし、経験を重ねていけば慣れるはず。これを重荷に感じるのは未熟だから」と自分に云ってきかせる新人たち。ちがうちがう。こんなわたしのようなロートロのベテランでも陥る罠なのだ。「ココロの余裕」は「カラダの余裕」とは全然別物だ。そう、伝えたかったのです。
おかげさまで、わたしは組織を統括する立場になく、組織を機能させる責任者ではないので、「できなきゃできないで、わたしのせいではないし」と割り切れる、呑気な人生です。ありがたいことです。
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コメント
ジャイ先生、お返事をありがとうございます。「楽しい老後」を過ごしているというよりも「楽しいときもまあまあ〜あるかな的老後」を過ごしているおかめです。
「できるはず」っていう想いにいつのまにかふりまわされて、お若い方たちは特に大変なのですね。「できるはず」って思っていたら助けを求めようと思いつかなかったりしますものね。
助けを求めても上司に「みんな大変なんですよ」とか「あと◯年は、なんとかがんばってくれ」と言われて二度転職したおかめでした。ちなみに前者の上司は病死、後者の上司は自殺しました。おかめは逃げ出してなんとか無事でした。
ちょっと怖い話をしてしまい、すみません。
ジャイ先生も無事に「楽しいこともまあまああるよ的老後」になりますように
。
投稿: おかめ | 2015年6月 6日 (土) 11時20分
おかめさん
そのオチは恐ろしすぎます。ま、人間、我慢し過ぎると負のエネルギーが充満してしまうってことでしょうか。
ということで、今日も今から遊んできま~す♪
投稿: ジャイ | 2015年6月 7日 (日) 07時18分