しなければならないこと
わたし、毎日のルーチンワークが決められています。健診結果の説明をする合間に、心電図の判読したり眼底写真やレントゲンの読影したり、あるいは診察したり。これを全てお昼までに済ませなければなりません。
これが、自分の想定していた数よりちょっと多いと、妙に焦ります。予定されていたドクターが急きょ休んだとか、予定していた受診者が遅く来館されたとか、原因はさまざまです。「え、そんなの無理じゃね?」と云ってみたりなんかするけれど、ちゃんと対応できることはわかっています。予定していた11時半までには間に合わないかもしれないけれど、12時までにはたぶん間に合う。なにしろ、今までに同様のシツエーションは何度もあったけれど間に合わなかったことは一度もないのだから。
それはわかっている。けれど、どうしてもココロに余裕がなくなって焦るのです。できるとわかっているのに焦る。それは、その仕事が「自分ひとりでしなければならないこと」だからだと思います。できなかったら誰かが手伝ってくれるものではなく(実際には手伝ってもらったりしませんけど)、逃げることのできない「自分の仕事」だから・・・ただそれだけのことで、一気に世界が狭くなる・・・もしや、世の『うつ病』というのは、こういう「意味のない切羽詰った感」から始まるのかもしれない、とふと思った次第。
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コメント
ジャイ先生、こんにちは。
うつ病と抑うつ状態は少し違うかと思いますが、軽い抑うつ状態は誰でもなるようです。私の抑うつ状態のサインは日常のなかでささいなことが決められなくなることでした。今は、加齢と共に失う能力はどうしてもありますから、その喪失感でうつっぽい気分になることもたびたび。でも、ま、気分は気分として適当につきあって、ほどよく食べて、笑って、眠って隠居生活してま〜す(*^-^)。
投稿: おかめ | 2015年6月 5日 (金) 16時16分