不食
某俳優さんが30日間の不食を行ったことが話題になって、先日わざわざ記者会見をさせられていました。「ナニ考えてるんだろう?」「バカじゃないの! 大丈夫なの?」と妻はテレビを見ながら大騒ぎしてましたが、わたし的には大した問題じゃなように思えます。修行のような『断食』とも、ダイエットの行き過ぎの『拒食』とも違って、食べないでみたら別に問題なかったから続けてみたという『不食』は、まあいうならば自然の成り行きに素直に従ってみただけのこと。彼は結局30日をリミットにして止めましたけど、食べたければ食べる、食べたくなければ食べないというスタンスにするなら、当分問題なかったのではないかとも思っています。
それは、それが動物として一番自然な行為だからです。動くなら食べなければならない、健康体でありたいならば日頃からバランスの良い食べ方をすべきである、水しか摂らなければ病気になるという概念は、どれも後から付けた理屈であり、家庭や学校やあるいは社会やテレビからいつの間にか洗脳されてしまった入れ知恵でしかありません。動物たちは親から決して食い溜めのススメや栄養学は学びません。きっと、妙な教育に踊らされず、自分の感覚に素直に従えれば、カラダは自分の求める姿に自然に近づいていくでしょう。”教育”によって、その感性がどんどん退化させられているだけのように思います。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- 独り好き(2024.10.07)
- フレイル予防(2024.10.02)
- 酒で糖尿病リスク減?(2024.09.30)
- 転倒リスク予測(2024.09.25)
- ペットと食物アレルギー(2024.09.24)
コメント