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予防心臓病学

先日、時折スコールが降る蒸し暑さ満載の博多で行われた、第21回日本心臓リハビリテーション学会総会に行ってきました。昨年京都で行われた第20回でも感じましたが、心リハの潮流はもはや二次予防・三次予防ではなくて、明らかに一次予防にシフトしてきています。今回のメインテーマは『新たな予防医療の創造、そして、展開』であり、次回のテーマは『予防心臓病学の未来を語ろう』です。会長招聘講演をされたAntonio Pelliccia氏もテーマは『心臓病予防のための戦略についてEACPRからの提言』であり、ヨーロッパでも予防心臓病学が重要になっていることを話されました。これから、世界全体が加速度的に予防医療の重要性を強調する時代になっていることを、昨年以上に実感した次第です。

「予防医療なんて医者のすることではない」と云っていた重鎮達が、こぞって「これからは予防医療なしでは医療は語れない」などと語っているのをちょっと面白く眺めながら、これが”時代”というものなのだと感じました。昔、「断らない救急なんか、高度医療の妨げだ!」と吠えていた幹部が、「医療の原点は断らない救急だ」と全国に向けて発信しているのを見て驚いたのに似ています。

少なくとも、わたしが医者としてその都度選択した道が、アウトローの選択のようで実は常に社会の先取りだったこと、こっそりほくそ笑んでいます。

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