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整合性(後)

(つづき)

「この検査項目は臨床的に全く意味がないから、来年度から外してくれない?」というと、事務方が色めきだって反対します。「これは契約団体との合意項目だから減らすわけにいかない」と。あるいは、「専門ドックに全然関係ない採血項目を入れるのやめてくれない? 目的に関係ない異常で紹介状を出すのは本末転倒でしょ? 例えば、がんドックなのに慢性腎臓病の紹介状を出すとか」と云うと、「労働安全衛生法に義務付けられている最低限の項目を入れておかないと営業上売り込みしにくいから、絶対にダメ!」とも云われて、『人間ドックってなんなのよ?』と思ってしまう今日この頃・・・。

値段据え置きならなんでもたくさん入っている方がお得感があるからそれを売りにしたい。だから一旦項目に謳ったものを削るのはかなり大変なのだ!と事務的な都合を並べるけれど、臨床的に全く意味がなくても異常値が出たらそれを説明しなければならない、そんな医者の 身にもなってみろよ!と云いたい。

「この機会に勇気を持って削りましょうよ」と食い下がったら、「他の健診施設がしているのにうちだけやめるのは難しい」と返されました。それなら、他の施設全体に働きかけて、みんなで足並み揃えてやめればいいじゃないですか! もっと、前向きに他をリードできる組織になりましょうよ。

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